コードバンの魅力を知る!【特徴&メンテナンス方法】
Cordovan コードバン
製法や特徴など
原皮となるのは農耕馬(欧州)の臀部の皮となります。
その名の由来はこの革の発祥の地とされるスペインのコルトバからとられていて、希少性や加工の難しさ・美しさから「キングオブレザー」と言われます。
農耕馬のお尻の皮は通常の馬革よりも非常に分厚く、その内部にしかない強靭かつ繊細な層からのみコードバンは作られています。
原皮を植物の渋成分によるタンニンによって時間をかけて鞣していき、その後表裏を丁寧に削っていきながらコードバンとなる層を表出させます。
非常に手間と時間のかかる作業を経て作り込まれていますが、さらにココマイスターのコードバンにはより鮮やかな光沢を生みだす為にロウをスプレーするといったひと手間が加えられており、完成までに約1年の月日を要しています。
強度は牛革の3倍とも言われるコードバンは、その希少性はもちろん制作過程が宝石を発掘する様から「革のダイアモンド」とも言われています。
コードバンの魅力
やはりこの革が持っている独特の印象&質感が最大の魅力だと思います。
硬質で強靭でありながら、しなやかで弾力もあり、非常にキメの細かい繊細さ、この質感はコードバン特有ですね。
もっと簡単に表現すれば「硬くもあり柔らかくもある」といった不思議な仕上がりなんです(笑)。
さらには使い込む程に一層光沢を増してくるといったエイジングももちろんコードバンの魅力です。
そして何よりも上記の通り、丹精に仕上げられた超希少皮革であるというバックボーンを感じながら使用する「贅沢さ」が価値であり魅力であると財布バカは思います。
気をつけておきたい事
硬質でありながら多少の弾力もある表面には型や傷が付きやすいですという繊細さがあります。
カバンなどの中で一緒に硬いものと混在すると、圧されて型が残ってしまう事もあります。
コードバンの光沢の美しさが付いてしまった型を逆に目立たせてしまう事にもなるので、日頃は出来る限り丁寧に使用したいものです。
もちろん染色仕上げの本革ですから水分にも充分注意をする必要があります。
コードバンのメンテナンス
まず表面の白い粉(ロウ)は使っているうちに取れていくのでそのままでも大丈夫ですし、気になる方は軽くカラ拭きしてから使って下さい。
その後も柔らかい布などでカラ拭きするか、革専用ブラシなどで軽くホコリを落とす程度でOKです。
クリームなどは逆にムラが出たりして折角の光沢が曇ってしまう恐れもあるので当面は必要ありません。
使っているうちに革表面が乾いてきたと感じたら、油分や栄養分補給のために専用クリームなどを軽く塗布して下さい。
尚、水濡れの際には早めに拭き取り、日陰で自然乾燥させる様にして下さい。
Cordovan × Nume
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